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経済なんでも研究会
少々わかりにくい 2月の雇用統計
2013-04-03-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 季節調整のいたずら = 総務省が発表した2月の労働力調査によると、就業者数は6242万人で前年同月より16万人増えた。一方、失業者数は277万人で12万人減っている。ところが完全失業率は4.3%で、前月よりも0.1ポイント悪化した。就業者が増え失業者が減ったのに、どうして失業率は上がってしまったのだろうか。

この疑問を解くカギは季節調整にある。就業者や失業者の人数は、原数値といって調査の結果そのまま。しかし失業率を計算するときには、これらの人数を季節調整する。たとえば農業に従事する就業者数は、夏と冬とでは大違い。この変動をならすために、過去の実績を元に修正した数字が季節調整値だ。

就業者数や失業者数の増減をみるときは、ふつう前年同月と比べる。この場合は同じ月だから季節調整はいらない。ところが失業率は前月と比べて、景気の変動をみることが多い。このため季節調整値で計算する。季節調整をすると、2月の就業者数は6298万人で9万人の増加。失業者は284万人で5万人の増加となる。

完全失業率は、失業者数を労働力人口で割った数字。労働力人口は就業者数と失業者数を足した数値。2月の場合は季節調整をすると、失業者数が5万人増加した。このため失業率は0.1ポイント上昇してしまったわけ。理屈がわかれば疑問は解消する。 


    ≪2日の日経平均 = 下げ -131.59円≫

    ≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ

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