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経済なんでも研究会
敵は本能寺? / 高速道路の改修費試算
2013-05-02-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 無料化延期の遠謀では? = 東日本、中日本、西日本の高速道路3社は先週、突如として「今後100年間に必要となる道路の改修費は5兆4000億円に達する」という内容の試算を公表した。それによると、3社合計で9000㌔ある路線網のうち、トンネルや橋や路面の大規模な更新に必要な費用は2兆円。大規模な修繕に必要な費用は3兆4000億円となっている。

高速道路3社は05年の民営化時に、50年までの補修費用を6兆5000億円と見積もっていた。今回の試算は、その追加という形になっている。昨年12月の中央道・笹子トンネルでの天井板崩落事故を受けての試算だと考えられるが、それにしても「今後100年間」とは大きく出たものだ。

同時に、こんな試算をいまさらながら作成した3社の経営感覚にびっくりする。ふつうの事業会社ならば、建物や工場・機械などの償却を毎年行う。そうして積み立てたおカネを、老朽化した資産の修繕や更新に使用する。そうしなければ、会社は存続して行けない。民営化した高速道路会社は補修費用だけを計算に入れ、大規模な改修や更新は経営的に必要とは考えていなかったのだろうか。

新たに必要と試算した5兆4000億円。もちろん、財源のアテはない。今後、国土交通省と財源作りの協議をするという。だが現状では、高速道路の料金値上げは全く困難だ。すると残る手段は、50年に予定している全面無料化の停止または延期しかない。どうやら試算発表の真の目的は、そこにあるのではないか。


    ≪1日の日経平均 = 下げ -61.51円≫

    ≪2日の日経平均は? 予想 = 下げ

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