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経済なんでも研究会
景気重視に傾斜する ユーロ圏 (上)
2013-05-09-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 財政再建にはブレーキ = ECB(ヨーロッパ中央銀行)は先週の理事会で、政策金利を0.75%から0.5%へ引き下げた。昨年7月以来の利下げ。これでEUの金利も史上最低になった。EUが発表した13年のユーロ圏の実質成長率は、マイナス0.4%の見通し。12年もマイナス0.6%だったから、2年連続のマイナス成長になる。緊縮財政の影響で内需が低迷、南ヨーロッパ諸国では歳入が落ち込んで財政再建も進まない。

こうした状況を背景に、ECBは利下げに踏み切った。しかし、この利下げで景気が好転するとは誰も考えていない。この際はやはり緊縮政策の手をいったん緩め、財政支出による景気浮揚を図る必要があるという考え方が急速に広まってきた。その好例がイタリアである。

イタリアは2月の総選挙のあと組閣工作が難航、4月末になって中道左派・民主党のレッタ副党首を首班とする大連立内閣がやっと発足した。そのレッタ首相は所信表明演説で「不動産税の凍結、消費税の引き上げ先送り。景気回復のための減税」を明言している。財政再建よりも景気回復を優先する姿勢を明確にしたわけだ。

レッタ首相は先週、ドイツのメルケル首相と会談し、この政策転換を説明した。ドイツは前々から、財政再建の手を緩めることには強く反対している。だが、この会談でメルケル首相は、異議を唱えなかったと伝えられる。もしレッタ首相が財政再建に固執したら、組閣が出来なかった。メルケル首相は、この現実を無視できなかったからに違いない。

                                   (続きは明日)


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