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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- シェール革命の衝撃 ⑤
2013-06-01-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 若返るアメリカ経済 = シェール開発ブームは、アメリカ経済に新しい活力をもたらしつつある。調査会社IHSによると、シェール・ガスとシェール・オイルの開発・生産と関連設備の建設で、これまでに170万人の雇用が創出された。さらに20年までに130万人の職が新たに生み出されるという。

元気がなかった製造業も、息を吹き返した。なにしろエネルギー・コストが格段に安くなった。このため生産設備を海外に移していた企業も、アメリカ国内での工場建設に力を入れ始めた。“空洞化”現象の逆転である。特に原油や天然ガスを大量に消費する鉄鋼と化学業界は、受ける恩恵が大きい。鉄鋼各社は一斉に、天然ガスで鉄鉱石を還元する直接還元炉の建設に踏み切った。

化学産業はシェール・ガスを使えば、ナフサを原料とする場合に比べてコストは10分の1になる。大手メーカーはシェール・ガス用のエチレン工場を次々と建設中。20年までに、アメリカのエチレン生産能力は800万トンを超える見通しだ。鉄鋼と化学だけで、昨年の投資額は870億ドル以上という推計もある。

一般家庭の電気料金も、シェールのおかげで1割安くなった。政府の税収も、昨年は618億ドル増加したという試算もある。原発の新設計画は撤回された。このようにシェール革命は、アメリカ経済を若返らせる原動力となりつつある。あと3-4年もすると、その結果は歴然としてくるだろう。

                               (続きは来週サタデー)


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