FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
政府の“隠し玉” / 年金基金が出動
2013-06-11-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ ねらいは株高と円安 = 世界でも最大級の投資ファンドが突然、国内株式と外国債券への投資を増やすと発表した。このファンドは年金積立金管理運用独立行政法人、略称はGPIF。なにしろ昨年末の運用総額が111兆9000億円という巨大ファンドであるだけに、市場に対する影響力はきわめて大きい。

GPIFは厚生年金や国民年金の保険料を元手に、将来の支払いに備えて管理・運用する機関。厚生労働省の管理下にある。そのGPIFが先週末、中期的な運用方針を変更すると発表した。変更の内容は、①国内債券の組み入れ比率を67%から60%に落とす。これによる投資額の減少は7兆8000億円②その減少分を国内株式に回し、比率を11%から12%に引き上げる。投資額の増加は1兆1000億円③同様に外国債券・株式の比率を17%から23%に。増加額は6兆7000億円--というもの。

この変更が実行されれば、当然ながら国内債券には下げ、国内株式と外国債券・株式には上げの力が働く。だがGPIFは実行の時期については触れていない。こうした計画の変更について、GPIFは「運用利回りを上げることが目的で、前々から準備してきたことだ」と説明している。だがGPIFが運用計画を途中で変更するのは初めてだ。

いまアベノミクスは“第3の矢”を放ったところで、つまずいた形。円相場は急激に反転し、株価も大幅安になっている。そこでGPIFの出動となった。国債価格は下がっても、日銀が買い支える。その分を株価の押し上げに回す。さらに外国債券・株式を買えば、円安・ドル高につながる。GPIF出動の裏に政府の意図が働いていない、とみるのはむしろ難しい。


    ≪10日の日経平均 = 上げ +636.67円≫

    ≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.