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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- シェール革命の衝撃 ⑩
2013-07-06-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 遠大なアメリカの計画 = 10年前には予想されなかった“シェール革命”。そのおかげでエネルギーの大輸入国だったアメリカは、数年のうちに大輸出国に変身する。直接の経済効果だけでも、年間1200億ドル。鉄鋼や化学をはじめ製造業のコストは大幅に下がり、国際競争力を回復する。それどころか、アメリカは世界のエネルギー需給を左右する力を手に入れた。オバマ政権がこの僥倖を最大限に活用しようとするのは、むしろ当然だ。

オバマ政権が狙うのは、強いアメリカの復活。経済力で世界一の座を維持するだけではなく、シェールという切り札を駆使して、外交・軍事の面でも優位を獲得しようと計画を練っている。すでに国際問題の専門家の間では、アメリカの中東地域に対する関心は確実に薄れるという見方が強い。輸入原油に対する依存度が低下するからだ。

アメリカ政府がシェールを切り札として使うためには、価格の安定が不可欠だ。価格が上がりすぎると、国内産業のコスト引き下げが不十分になる。逆に価格が下がりすぎると、シェール・ガスの生産が抑制されてしまう。現在の国内価格は100万BTU(イギリス熱量単位)当たり3-4ドル。このくらいが最も好ましい価格水準のようだ。

供給過剰で価格が下がりそうになると、輸出量を増やして調整するのではないか。その輸出先は、外交戦略的な視野で決定する。たとえば極東で最も重要視する日本へ、ロシアからのLNG売込みが活発になった。日本へのシェール・ガス輸出を早い段階で認可した裏には、こんな意図が隠されていたと考えられる。

                         (続きは来週サタデー)


    ≪5日の日経平均 = 上げ +291.04円≫

    【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】

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