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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- シェール革命の衝撃 ⑪
2013-07-13-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 産業界には複雑な波紋 = 一般的に言って、産業界は多くの部門が“シェール革命”の恩恵を受ける。発電コストが安くなるから、電力会社はもちろん、製造業や非製造業も営業コストを下げられる。特にエネルギーを大量に使う鉄鋼業界が受けるメリットは大きい。鉄鋼産業はシェール・ガスを溶鉱炉で使う直接還元方式を採用すれば、さらにコストを2割引き下げられるという。

シェール事業そのものに参入する企業も目立っている。電機大手のGEは油田開発会社を買収して、シェール開発に乗り出した。ドイツのリンデ社やボッシュ社、フランスのエア・リキド社も、アメリカでのシェール事業に大規模な投資をする。

すでに世界の航空業界は、燃料の値下がりで恩恵を受け始めた。景気の回復で搭乗率も上昇しているが、ジェット燃料が下がったことも寄与して、業績は3年ぶりの水準に戻っている。造船業界も受注が増加した。LNG運搬船のほかに、ガスの貯蔵や圧縮に必要な高圧用ドーム型タンクの製造にも追われている。

化学業界は、安いシェール・オイルを使用することで、やはりコストが下がる。だが、その一方で合成ゴムの原料となるブタジエンは不足しそう。ブタジエンは、シェール・ガスには含まれていないからだ。また建機業界は、石炭の需要が減少して鉱山用の需要が減少してしまった。産業界のなかには“シェール革命”が裏目に出そうなところも少なくない。

                        (続きは来週サタデー)


    ≪12日の日経平均 = 上げ +33.67円≫

    【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】

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