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経済なんでも研究会
“狼少年”になった米議会 : 債務限度
2013-10-18-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 見透かした市場の勝ち = アメリカ政府の債務限度を引き上げる問題が、期限切れギリギリの16日夜やっと解決した。与党優勢の上院が妥協案で合意したのを受けて、野党優勢の下院も夜10時に追随。オバマ大統領が法案に署名して、アメリカ政府はなんとかデフォルト(債務不履行)の危機を回避した。

与野党が最終的に合意した内容は、①国債の追加発行などが可能になる政府債務の上限引き上げを来年2月7日まで認める②来年1月15日までの暫定予算を成立させる--というもの。これによって政府は当面、国債の償還や利払いなどができるようになった。また10月1日から始まっていた政府機関の一部閉鎖も、解除されることになる。

しかし問題の解決は、あくまで一時的な措置。来年になれば、全く同じ問題が再燃する可能性はきわめて高い。アメリカでは17年前のクリントン政権のとき、さらには一昨年にも同様の問題が発生。11年8月には、国債が格下げされる事態を惹き起している。したがってデフォルトの危機はいつも大騒ぎされるが、しだいに“狼少年”的な受け取り方が強まってきたことは否定できない。

その証拠は、株式市場の動向にも現れている。債務限度の問題が株価の頭にのしかかったことは確かだが、ダウ平均も日経平均もデフォルトの期限が差し迫ったこの1週間、むしろ上昇した。議会は17日までに妥結するに違いないと見透かしたようである。だが“狼少年”という寓話は、少年の警告を甘くみた村人が最後は本当に現れた狼に食べられてしまうというという教訓だ。ご用心。


    ≪17日の日経平均 = 上げ +119.37円≫

    ≪18日の日経平均は? 予想 = 上げ

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