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経済なんでも研究会
GDP、大きすぎた上方修正 
2007-06-12-Tue  CATEGORY: 政治・経済
内閣府が11日発表した1-3月期のGDP(国内総生産)改定値によると、実質成長率は年率換算で3.3%になった。5月に発表した速報値では2.4%だったから、大幅に上方修正されたことになる。名目成長率も速報段階の1.2%から、大幅に修正されて2.1%になった。

大幅な上方修正の原因は、企業の設備投資に対する見込み違い。速報段階では前期比マイナス0.9%と見込んでいたが、今回はこれをプラス0.8%に引き上げた。というのは財務省が最近になって集計した法人企業統計で、1-3月期の設備投資額が前年比13.6%もの増加となったため。

他のGDP構成要素をみると、たとえば個人消費は前期比0.9%増から0.8%増へ、住宅投資は0.3%減から0.5%減へと修正されている。しかし修正の度合いは小さく、今回の大幅な上方修正は主として設備投資の変動によるものだったことが判る。GDPを算出する場合、設備投資については最終的に最も確度の高い法人企業統計を使うことになっている。だから方法論的に問題があったわけではない。

だが結果的に上方修正が、異常に大きくなったことは否定できない。成長率は昨年10-12月期に5.5%と高くなったあと、1-3月期は速報値で2.4%に落ち込んだ。特に設備投資がマイナスとなったために、景気の先行きが心配されることにもなった。改定値ならば、余計な心配も不要だったと言えるだろう。速報値の段階で、設備投資をどう計算するか。もう少し工夫が要るのかもしれない。

    ≪11日の日経平均 =上げ≫

    ≪12日の日経平均は? 予想=下げ

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