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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 再生可能エネルギーの 光と影 ⑥
2014-03-08-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ ワナに墜ちたヨーロッパ① = EPIA(ヨーロッパ太陽光発電産業協会)の調査によると、12年に世界で新しく設置された太陽光発電容量は3110万㌔㍗。前年比で2%しか伸びなかった。これはヨーロッパ諸国が23%も減少したことによる。13年もヨーロッパの減少が米中日の増加を上回り、全体では11%の減少になる見通しだという。なぜだろう。

ドイツの例をみてみよう。買い取り制度をいち早く00年に導入したドイツは、太陽光発電量が05年には世界一に。07年には設備容量が386万㌔㍗で、03年の9倍に拡大した。福島第1原発の事故を受けて11年には22年までの脱原発を決定、自然エネルギーへの傾斜は一段と強まった。太陽光発電にしても、12年の新規設備量は760万㌔㍗で世界一となっている。

ところが13年は330万㌔㍗に急減した。電力会社による買い取り価格の引き下げに加えて、設備コストの値下がりがストップしたためである。昨年12月の買い取り価格は1㌔㍗時9.61セント(約14円)で、2年前のちょうど半分にまで下がっている。ドイツでも電力会社は再生可能エネルギーの買い取り負担額を、電気料金に上乗せする仕組み。

たとえば3人世帯の場合、13年の家庭用電気料金は998ユーロ(約14万円)。00年の2倍以上に上昇している。このままだと14年も2割程度の値上げが見込まれる。当然ながら国民の批判は高まるばかり。だが買い取り価格を下げれば下げるほど、発電設備への投資は減少してしまう。そこでドイツ政府はこの夏までに、再生エネルギーの普及政策を根本的に見直すことになった。

                        (続きは来週サタデー)


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