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経済なんでも研究会
露出した 駆け込みバブル (下)
2014-03-06-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 山高ければ谷深し = 1月の経済指標が発表されたことで、消費増税を前にした駆け込み需要の姿が少し見えてきた。しかし食料や生活必需品などの買い溜めは3月がピークとなるので、その全貌はまだ掴めない。また自動車のピークは2月。このため自動車の生産は3月から減少する。鉱工業生産の先行き調査でも、2月は1.3%増加するが、3月は3.2%の減少に転じると予想しているのはこのためだ。

山高ければ谷深し。増税前の駆け込み需要が大きければ大きいほど、その後に現われる反動は大きくならざるをえない。言い換えると、1-3月期の景気がいいほど、4-6月期の落ち込みは深くなる。いま株式市場が元気をなくしているのも、その点が心配だからだろう。ただし消費者が増税後も、それほど財布のヒモを締めなければ景気の落ち込みは緩和される。

この観点から、総務省が発表した家計調査をみてみよう。2人以上世帯の消費支出は29万7000円で、前年比1.1%の増加。冷蔵庫や衣服、住宅リフォームなどの支出が増えており、ここにも駆け込みの影響が現われている。ところがサラリーマン世帯の実収入は、前年比で0.6%減少していた。消費者は収入が減っている状況でも、増税に備えて買い物を増やしているように思われる。これでは増税後、財布のヒモは締めざるをえない。

有効求人倍率の内容をみても、自動車関連企業からの新規求人数は前年比63%も増えた。しかし、その大半は期間工で、駆け込みバブルが崩壊すれば職を失う。こういう事態がいろいろな業種で一斉に起こりうるから、バブルの反動は恐ろしい。そんな状況のなかで、企業に設備投資や人件費の大幅増を求めてもムリというものだろう。政府は「なんとかなる」と考えているようだが、それでは経済の好循環など生まれそうにない。


    ≪5日の日経平均 = 上げ +176.15円≫

    ≪6日の日経平均は? 予想 = 下げ

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