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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 再生可能エネルギーの 光と影 ⑪
2014-04-12-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 統計を正しく読む = 再生可能エネルギーに関する統計は、なかなか複雑だ。統計を読み違えると、とんでもないことになりかねない。たとえば経済産業省が発表した昨年12月末の「再生可能エネルギー発電設備の導入状況」をみると、買い取り制度を始めた12年7月以来の設備認定容量は3031万㌔㍗に達した。つまり政府はこれだけの設備容量に対して、買い取りOKの認定を出したことになる。

この数字はとても大きい。大震災前、日本では54基の原発が稼働し、年間4900万㌔㍗の電力を生み出していた。その6割を超す再生エネルギー発電設備が認定されたことになる。これはスゴイ。と思ったら大間違い。なぜなら認定されても、実際に設備を造らないケースがあるからだ。そこで経産省の資料で「運転を開始した設備導入量」をみると、合計2760万㌔㍗。だが、これも実際は老朽化や天候の具合などでフル稼働にはほど遠い。

結局、再生可能エネルギーによる発電量は現在いくらなのか。これを表示する統計は見当たらない。電力会社は13年度中に、買い取り制度で4800億円の電力を買い入れた。ここから大ざっぱに逆算すると、再生エネによる発電量は原発1-2基分にしか当たらない。もちろん電力会社に売らず自分で消費した分もあるわけだが、経産省の数字との差はどこから生じるのか。

ほかに太陽光発電のように、業界団体が太陽電池の生産量や出荷量を集計している統計もある。たとえば13年の国内生産量は62万㌔㍗、出荷は204万㌔㍗だ。出荷の方が大きいのは、輸入分が加わるため。輸出される分もあって、この統計もなかなか複雑である。

                        (続きは来週サタデー)


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