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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ヨーロッパ経済の復調 ②
2014-05-17-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 増えた国債の買い手 = ギリシャの国債発行再開をみて驚いたのは、その入札金利が十分に低くなったことだ。5年債で30億ユーロを調達したが、その平均利回りは4.95%だった。09年の政権交代で、政府による債務隠しが発覚。財政資金が底をついたときには、金利が40%を超えても国債を消化できなかった。

国債はふつう入札によって売りさばかれる。たとえば額面100ユーロの10年もの国債が入札で発行されたとき、その政府の財政状態が悪ければ、10年後にちゃんと償還されるかどうかが心配になる。だから投資家は手を出さない。すると入札価格はどんどん下がって行き、利回りは高くなる。4年前のギリシャでは、利回りが40%になっても売れなかった。

それが今回は5%を割る金利で消化されたわけだ。購入したのは、ほとんどが海外の金融機関やファンド。このことは基本的に、海外のギリシャ政府に対する信用度が回復したことを示している。ポルトガルやアイルランドについても同様だ。金利の低下という点からだけみれば、これら諸国はEUやIMFの支援を必要としなくなったと言えるだろう。

ただ、こうした金利の大幅な下落は行き過ぎだという見方も強い。これら諸国の経済や財政状態が、目立って改善したわけではない。政治的に不安定な国もあって、国民の不満が解消したわけでもない。今回は中国やインドをはじめとする新興国の経済に不安を感じた投資資金が、小康状態を続けている南ヨーロッパ諸国などに流入しただけ。したがって、いつまた資金が流出するか判らない、と指摘する専門家も少なくない。

                                (続きは来週サタデー)


    ≪16日の日経平均 = 下げ -201.62円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】

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