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経済なんでも研究会
年金 : 75歳支給案の成功条件 (下)
2014-05-23-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 健康と意欲が不可欠 = 元気なお年寄りに働いてもらう案は、実現すれば一石三鳥のメリットが期待できる。だが、よほど工夫を凝らさないと成功は覚束ない。まず企業が70歳定年に踏み切れるかどうか。たとえば65-70歳の雇用に対しては、その人件費を法人税の課税金額から控除するくらいの支援策が必要だろう。

次に高齢者の働く意欲を、どのようにして高めるか。幸いにして、日本人は年をとっても働く意欲は強い。13年の場合、65‐69歳の就業率は37%。先進国のなかでは最も高い。今後、65-70歳の人に働いてもらうには、どうしたらいいのか。たとえば年1回の人間ドック費用を、国が負担するくらいの見返りがあってもいいのではないか。

いまや平均寿命は男性80歳、女性86歳の時代。長寿化に合わせて、生産年齢人口の定義を新しくすることは理に適っている。ただ、その基本は高齢者が健康で元気であることだ。そこで以前にも提案したことだが、政府は国勢調査や労働力調査の項目に「地域別の年齢別・健常者数」を加えてもらいたい。この数値を上げる政策が、すべての基礎になければならない。

生産年齢人口の上限が70歳になると、いわゆる老齢人口は71歳以上ということになる。日本人全体が若返るわけで、こんなにおめでたい話はない。しかし「労働力不足を補うため」といった視点からだけでは、この改革は成功しないだろう。世間一般が状況を理解し、高齢就業者を尊敬するくらいの雰囲気が生まれるといい。高齢者が働く動機は“働き甲斐”にあることを忘れてはならない。


        ≪22日の日経平均 = 上げ +295.62円≫

        ≪23日の日経平均は? 予想 = 下げ

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