FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
百家争鳴の 法人税引き下げ (下)
2014-06-13-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 本来の目的が不鮮明に = 財源についてはもう1つ、景気回復に伴う法人税の自然増収に期待する考え方もある。しかし、その保証は全くない。だから麻生財務相は「それはダメだ」と、いまからクギを刺している。だが政府税調の「財源は複数年度で見つければいい」という姿勢には、この自然増収への期待が見え隠れしているようだ。

「財源を完全に確保することが、法人減税の大前提」という麻生財務相あるいは自民党税調の主張には、基本的な疑義がある。仮に実効税率を20%台に引き下げ、3兆円の減税をしたとする。だが課税範囲を拡大して3兆円の増収を図るのだから、個々の業界や企業にはプラス・マイナスの影響は出ても、全体としては「行って来い」の形になる。

これで日本企業の国際競争力を高め、外国資本の誘致を図れるのだろうか。表看板だけが「20%台の法人税」に書き換えられても、中身は従来のまま。しかも中小企業など弱者に皺がよる。課税範囲の拡大などで、ある程度の減税財源をひねり出すことはやむをえないかもしれない。しかし本来は、行政改革を進めることで財源の大半を確保すべきではないだろうか。

安倍首相は、月内にまとめるアベノミックス“第3の矢”を形成する柱の1本に、この法人減税を据えようとしている。先日のG7(主要7か国会議)でも、この点を強調した。しかし減税そのものが表看板の書き換えだけに終わったのでは、成長戦略とは言えないし、海外諸国も評価の下しようがないだろう。政府・与党は「なぜ法人税を下げるのか」の原点に立ち返って、考え直す必要があるのではないか。


      ≪12日の日経平均 = 下げ -95.95円≫

      ≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ

                ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.