FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ヨーロッパ経済の復調 ⑨
2014-07-05-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ ユーロ高は抑えたが = ユーロ相場を下落させて輸出を伸ばし、景気の回復を促進する。ECB(ヨーロッパ中央銀行)のゼロ金利政策が狙った大きな目標の一つだったことは、間違いない。しかし政策を発動する直前の対ドル相場は1ユーロ=1.40ドル。それが1か月後の現在は1.36ドル前後だから、ECBの狙いは達成されていないと言えるだろう。ただユーロ相場の上昇には、なんとか歯止めがかかった形になっている。

EUの共通通貨ユーロは99年1月に導入された。現在はEU加盟28か国のうちの18か国と、EUに加盟していないモナコやバチカンなど6か国の計24か国が使用している。市場での値動きはかなり激しく、たとえば対円相場は00年10月の88円87銭が最安値。最高値は08年7月の169円93銭だった。現在の対円相場は1ユーロ=139円前後で推移している。

ユーロ圏を構成する各国は経済構造がみな異なっており、経済力にも大きな差がある。したがって、どの水準のユーロ相場がいちばん適切なのかを算定することが難しい。たとえば現在の相場水準でも、ドイツなどは十分な輸出競争力を維持できる。しかしフランスやイタリアなどでさえ、いまの相場は高すぎると感じてしまう。

輸出が伸びなければ、ECBはさらなる金融緩和策を打ち出すかもしれない。こうした予測が、ユーロ相場の上昇を抑えているのが現状だ。しかし緩和策を追加すれば、ドイツなどは圧倒的な競争力を持つことになる。おそらくEUの一員ではあるがユーロを使用していないイギリスなどからは、強い批判が飛び出すだろう。ECBの深刻な悩みである。

                                  (続きは来週サタデー)
 

      ≪4日の日経平均 = 上げ +88.84円≫

      【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

                 ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.