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経済なんでも研究会
出来すぎの 雇用統計 / アメリカ
2014-07-08-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 波乱要因はインフレ = アメリカの雇用情勢が、驚くべき勢いで改善している。米労働省が発表した6月の雇用統計によると、最も注目されている農業を除いた雇用者数は前月に比べて28万8000人増加した。事前の予想21万人程度を、はるかに上回っている。過去3か月間の平均も27万2000人の増加となった。失業率も前月より0.2ポイント改善して6.1%まで低下している。

雇用者の増加は小売り業を筆頭に、製造業・建設業・医療・健康業まで幅広い分野に及んでいる。失業者は947万人で、前月より32万5000人減った。1年前に比べると230万人も減少している。こうした雇用情勢の目覚ましい改善は、だれも予想していなかった。市場にも嬉しい驚きが走り、ダウ平均は1万7000ドルの大台に達した。

だが花は満開になるほど、嵐が心配になる。ウォール街では、新たな心配事が持ち上がってきた。それは雇用の改善が素晴らしすぎたため、FRBによる金利の引き上げが早まるのではないかという懸念である。FRBはいま量的金融緩和の縮小を着々と進めており、10月には縮小が完了する予定だ。すると次は政策金利の引き上げに移行する。

イエレンFRB議長は「量的緩和が終了しても、当分の間はゼロ金利政策を転換する必要はない」と講演。市場の心配を払拭しようとしている。しかし景気の回復が予想以上に速く、物価が上昇するようになれば話は別だろう。今後1年のうちに、インフレ傾向が現われるかどうか。それがFRBの政策決定を左右することは確かである。市場は“出来すぎ”の雇用統計に喜びながらも、これからは物価の動きに神経を尖らしそうだ。


      ≪7日の日経平均 = 下げ -57.69円≫

      ≪8日の日経平均は? 予想 = 下げ

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