FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ヨーロッパ経済の復調 ⑩
2014-07-12-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ アメとムチの金融政策 = ECB(ヨーロッパ中央銀行)はゼロ金利政策を断行すると同時に、金融機関に対して2つの措置を実施した。1つは金融機関の預け金に利子を付けず、逆に手数料を徴収するというマイナス金利政策。もう1つは企業への貸し出しを増やした金融機関に対して、低金利の資金を十分に供給するという政策。いわばアメとムチの対応策である。

これによって企業への資金流入が増え、企業の設備投資などが増加することを狙った政策だ。ところが肝心の企業側には、いまのところ積極投資への意欲が乏しい。トムソン・ロイター社の集計によると、主要600社の業績は昨年10-12月期に5四半期ぶりで増益に転じた。さらに、ことし1-3月期の1株あたり利益は、前年比2.0%の増加となっている。

金融危機は克服し、景気も上向きにはなっている。このため企業の業績も回復傾向にはあるが、その勢いは弱々しい。特に輸出企業は、ユーロ高が大きな足かせとなっている。たとえばオランダの電機大手フィリップスやドイツのスポーツ用品で有名なアディダスも、1-3月期は販売の減少から減益に落ち込んだ。

格付け会社ムーディーズによると、1-3月期に格上げとなった企業は16社で、格下げとなった企業の10社を上回った。この現象は08年以降では初めてだという。たとえば、これまで格下げが続いていた北欧のスカンジナビア航空、フランスの小売り大手カルフールなども格上げされている。こうした企業の状態が、ECBのアメとムチでどう変わるか。ことし後半の注目点になっている。

                                 (続きは来週サタデー)


      ≪11日の日経平均 = 下げ -52.43円≫

      【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

                 ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.