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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- ヨーロッパ経済の復調 ⑪
2014-07-19-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ EUが失ったもの = EUは4年の歳月をかけて、あの悪夢のような経済危機を克服した。まだ経済には失業率を低下させるほどの力はないが、それでも再び信用不安を引き起こすような恐れはなくなっている。しかし、この復活を目指した4年間のうちに、EUは非常に重要なものを失った。それは域内の結束力である。

結束力の欠如は、3つの形で現われたと言えるだろう。第1は、多くの国で見受けられた政権に対する国民の離反。経済危機を引き起こした南ヨーロッパの国々では、緊縮財政による景気の悪化に国民が耐えられなかった。いくつかの政権が倒れ、後を継いだ政権は財政再建の手を緩めざるをえなかった。その結果、景気は上向いたが、国民の不満はまだ多くの国でくすぶり続けている。

一方、南を支援した北ヨーロッパ諸国でも、国民の不満は増大した。われわれの税金を使って、なぜ南の国民を助けなければならないのか。いわゆる“アリとキリギリス”の理屈である。最大の経済大国であるドイツでも大きな問題となり、メルケル政権もこの議論を抑えるのに大汗をかいた。

ここから第2の対立が生じる。南ヨーロッパの国民は、われわれが緊縮財政と不況に耐えなければならないのは、北の圧力があるためだと感じる。その一方で北ヨーロッパの国民は、南がしっかりしないから、われわれが支援しなければならないと憤慨する。。これがヨーロッパの新しい“南北問題”である。

                                 (続きは来週サタデー)


      ≪18日の日経平均 = 下げ -154.55円≫

      【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

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