FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
円安 行き過ぎは危険! (下)
2014-09-12-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 黒田日銀総裁の妄言 = これまでは「円安=株高」という等式が、市場を支配していた。円安になれば輸出関連企業が儲かる。だから株式は買いという理屈だ。しかし円安になると輸入価格が上昇して、輸入関連企業の利益は圧迫される。さらに原材料やエネルギー価格が高騰するから、輸出関連企業にもコスト高の弊害が及ぶ。

こうした傾向が強まってきたために、株式市場でも「円安=株高」の法則が成り立ちにくくなってきた。たとえば先週5日は、円相場が6年ぶりの安値になった。このため日経平均は一時100円を超えて上昇したが、終り値では7円安に引き戻されている。

原材料やエネルギー価格の上昇は電気料金や食料品の値上がりを招くから、家計の負担も増大する。その結果、賃上げやボーナスの増額があっても、家計の実質所得は下がってしまう。だから増税後の個人消費は回復が鈍く、景気がなかなか立ち直らない。これが日本経済の現状であり、大きな問題点となっている。

このような円安のマイナス効果は、円安がもっと進めば当然ながら力を増す。おそらく 1ドル=110円になれば輸出産業のメリットも消え、市場では「円安=株安」の新しい等式が通用するに違いない。これ以上の円安は、きわめて危険と言わざるをえない。それなのに黒田日銀総裁は4日の記者会見で「いまの水準から円安になることが、日本経済に好ましくないとは思えない」と発言した。その感覚は、どこか狂っている。


      ≪11日の日経平均 = 上げ +120.42円≫

      ≪12日の日経平均は? 予想 = 下げ

               ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.