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経済なんでも研究会
アベノミックス 3つの欠陥 (上)
2014-11-26-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 円安の副作用を軽視した = 安倍首相は「日本経済の再生にはアベノミックスしかない。今後もこの道を進むべきかどうかを民意に問う」と強調して、解散・総選挙に踏み切った。対する民主党などの野党は「アベノミックスは失敗だった」と極め付ける。かくしてアベノミックス選挙戦が始まった。しかしアベノミックスが白か黒かを争うことは、全く意味がない。不毛な議論である。

安倍政権が発足した12年末、日本経済はリーマン・ショック後の停滞から抜け出せず、不況に喘いでいた。そこに登場したのがアベノミックスと称される景気対策。財政・金融面から強力な刺激策を打ち出した。その結果、現在までに日経平均株価は約7000円上昇、円相場は1ドル=85円台から116円台にまで下落した。企業収益は過去最高の水準に達し、大企業では多くが賃上げにも応じている。

この実績は素直に評価するべきだろう。ただアベノミックスが展開された2年間のうちに、政府・与党は3つの重大なミスを犯してしまった。その第1は、円安の副作用を軽視したことである。円安は輸出企業の利益を大幅に増やし、株価を押し上げた。その半面、エネルギーや原材料、食料の輸入価格を上昇させている。

したがって多くの内需に依存する企業や中小企業は、円安によるコスト高に苦しめられた。また家計も物価高に圧迫され、名目収入は上がっても実質収入は減ってしまった。このため7-9月期のGDP成長率はマイナスに落ち込み、安倍首相は来年10月の消費税再引き上げを断念せざるをえなくなったわけである。政府・与党はこの円安のマイナス効果を軽視してしまい、早期に対策を打てなかった。

                               (続きは明日)


      ≪25日の日経平均 = 上げ +50.11円≫

      ≪26日の日経平均は? 予想 = 下げ

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