FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
16か月連続で減少 : 実質賃金 
2014-12-05-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 頼みの綱は原油の値下がり = 厚生労働省が発表した10月の毎月勤労統計によると、労働者1人当たりの現金給与総額は26万7935円。前年同月に比べて0.5%の増加だった。景気の回復を反映し、8か月連続の増加となっている。内訳をみると、基本給などの所定内給与、残業代などの所定外給与がともに0.4%増加。一時金などの特別給与は6.0%増加した。ここまでの数字は、アベノミックスの効果だと考えていい。

ところが物価の上昇分を調整した実質賃金は、前年比2.8%の減少。これで16か月連続で前年の水準を下回った。要するに給料の金額はやや増えたが、そのおカネの使い出は減ってしまっているわけである。これでは消費が増えるはずもない。7-9月期のGDP成長率がマイナスに落ち込んだ大きな原因が、ここにある。これはアベノミックスが、円安による輸入価格の上昇を軽視した結果だと言っていい。

安倍首相は、来春の賃上げに期待している様子。たしかに賃金が上がれば、実質賃金の上昇要因になる。だが、それ以上に物価が上がったら、実質賃金はマイナスのままだ。つい最近までは、円安による物価の上昇圧力が強いため、来年になっても実質賃金がプラスになることは難しいと考えられていた。

しかし、そこへ強力な援軍が現われた。原油の大幅な値下がりである。OPEC(石油輸出国機構)が減産を見送ったことから、原油の国際価格は6月のピークに比べ4割も下落した。当然、日本のエネルギー輸入価格も下がる。それが電気料金やガソリン代に跳ね返り、企業や家計の負担を軽減する。したがって、来春までに実質賃金はプラスになる可能性はきわめて高くなった。OPECさまさまである。


      ≪4日の日経平均 = 上げ +166.78円≫

      ≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ

               ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
               
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.