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経済なんでも研究会
財政と金融の不調和 / ユーロ圏 (上)
2015-01-15-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 量的緩和に踏み切れるのか = ヨーロッパが苦境に陥っている。EU統計局の発表によると、ユーロ圏の昨年12月の消費者物価は前年比0.2%の低下となった。原油価格の下落によるところが大きいが、物価がマイナスになったのは5年2か月ぶり。それだけ景気の状態が悪化していることを示している。11月の失業率は11.5%と、相変わらずの高水準だった。

そこでECB(ヨーロッパ中央銀行)がいよいよ金融の量的緩和に踏み切るのではないか、という推測が急速に高まっている。ECBは昨年から量的緩和の導入を検討しており、ドラギ総裁は12月の理事会で1兆ユーロ(約140兆円)の緩和を主張したという。ところがドイツやオランダなどが強硬に反対、理事会の結論は宙に浮いたまま年を越した。

ドイツやオランダは「量的緩和は効果がない。それよりも財政再建に努力した方が各国経済の将来にはプラス」と主張する。だがギリシャをはじめイタリアやフランスなどでは、国民の緊縮疲れが目立ち始めた。財政再建よりも量的金融緩和でおカネの流通を増やしてほしいというのが、切実な要望となっている。

ここまでくると、これはドイツなど北ヨーロッパ諸国と、ドラギ総裁の出身国であるイタリアなど南ヨーロッパ諸国との哲学的な違い。だがユーロ圏の経済が悪化してきた事実を踏まえると、哲学論争ばかりしているわけにもいかない。ドラギ総裁は「全会一致でなくても決定したい」と、強い決意で22日の理事会に臨む覚悟を表明している。はたしてECB理事会は、量的緩和の実施を決められるのだろうか。

                                 (続きは明日)


      ≪14日の日経平均 = 下げ -291.75円≫

      ≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ

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