FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 人手不足の検証 ⑥
2015-01-17-Sat  CATEGORY: 政治・経済
建設業医療・福祉業の違い = 「求人倍率」統計では、業種別の新規求人数も発表している。昨年11月の新規求人数は、全国のハローワークを合計すると75万8000人だった。このうち業種別にみて求人数が多いのは、医療・福祉業で16万1000人。次いで卸・小売業が11万6000人、製造業が7万3000人となっている。ひところ人手不足が騒がれた建設業は5万7000人の求人数だった。

もちろん業種によって雇用者数の大きさが異なるから、この数字で人手不足度を比べるわけにはいかない。そこで前年同月との比較をみると、増加しているのは宿泊・飲食サービス業が5.9%の増加。医療・福祉業が4.9%の増加などとなっている。一方、建設業は12.3%の減少、製造業も4.4%の減少だった。ここから建設業や製造業の人手不足は1年前に比べると緩和気味。宿泊・飲食サービス業や医療・福祉業では、不足度が強まっていることが判る。

たとえば建設業の前年比を追ってみると、昨年1月の12.9%増が最大。8月からは減少に転じている。また製造業は昨年4月の23.2%増がピーク、11月になって初めて減少を記録した。その半面、医療・福祉業は9月の16.4%増が最大。この1年間を通じて常に増加している。建設業や製造業とは、明らかにパターンが違う。

建設業や製造業は、景気の動向に影響を受けやすい。消費増税の副作用が予想以上に長引いたために、人手不足の度合いが少しずつ軽減されてきたように思われる。その一方で、医療・福祉業はあまり景気の影響を受けない。高齢化の進展で利用者が増加する傾向にある半面、介護職員などが慢性的に不足の状態にあることから、人手不足度は緩和されないのだろう。

                              (続きは来週サタデ―)


      ≪16日の日経平均 = 下げ ー244.54円≫

      【今週の日経平均予想 = 4勝0敗】

               ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.