FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
原油安・ECB・ギリシャの読み方 (上)
2015-01-27-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 原油の底値は確認できた = ニューヨーク商品市場のWTI原油相場は、昨年7月の1バレル=100ドル台から暴落。ことしに入って45ドル台にまで約6割も下落した。ただ、この2週間ほどは45-50ドルの間を上下している。このため原油の国際価格は下げ止まったのではないか、という見方が強まってきた。ただし世界的な原油の供給過剰状態は、依然として続いている。

IEA(国際エネルギー機関)の予測によると、15年の世界需要は日量9340万バレル、供給は9480万バレル。1日当たりで140万バレルの供給過剰である。しかし今後は、価格の低下に刺激されて新興国の需要が増える。またアメリカのシェール生産量が頭打ちになるとみられることから、15年後半には需給が改善する見通しだという。減産を拒否して原油価格の下落に拍車をかけたOPEC(石油輸出国機構)も、供給過剰のピークは1-3月だと予測した。

こうした状況から判断すると、原油価格が大きく反騰する可能性は小さい。しかし仮に価格が40ドルを割り込むようなことがあると、先高を見込んだ投機マネーが市場に復帰してくる可能性は大きい。したがって原油価格は45ドル前後で底入れしたのではないか。底入れが確認されれば、原油安のデメリットが拡大することはなくなる。代わって原油安のメリットが、しだいに世の中に浸透してくる。

原油安のデメリットは、すぐに現われやすい。たとえばアメリカの中小シェール企業の倒産、新興国からの資金引き揚げなど。一方、メリットが出るまでには時間がかかる。たとえば電気料金はまだ下がらない。家計のエネルギー負担が軽減しても、その分が新たな消費に回るまでには何か月もかかる。しかし原油価格が底入れすれば、その後はデメリットが後退し、メリットが表に現われる。株式市場にとっても、好材料であることは明らかだ。

                            (続きは明日) 


      ≪26日の日経平均 = 下げ -43.23円≫

      ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ

               ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.