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経済なんでも研究会
原油安・ECB・ギリシャの読み方 (下)
2015-01-29-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 妥協の余地はあるのか = ギリシャの総選挙では、反緊縮の旗を掲げた急進左派連合が予想通り圧勝した。定数300の議会で149議席を獲得、13議席をとった「独立ギリシャ人」党と連立内閣を立ち上げる。独立ギリシャ人党は緊縮政策に反対して、与党だった新民主主義党を離脱したグループ。これでチプラス新首相が率いる新与党は、完全に反緊縮で固まった。

チプラス左派連合党首が選挙で公約したのは、緊縮政策の放棄とEU・IMFに対する債務返済条件の見直し。具体的には増税の撤回、解雇された公務員の復職、最低賃金の引き上げ、貧困層に対する電気の無料供給など。これまで2400億ユーロ(約32兆円)にのぼる金融支援の返済期限繰り延べ、金利の減免など。

これに対してEU側は、いまのところ全く譲歩する気配はない。特にドイツをはじめ北ヨーロッパ諸国の姿勢は強硬だ。ことしはスペインとポルトガルでも、総選挙が予定されている。もしギリシャに対して大幅な譲歩をすると、スペインやポルトガルでも全く同様な事態が起こりかねない。そうなったらEUの財政規律は完全に崩れてしまう。だから大幅な譲歩はできない。

EU・IMFのギリシャに対する金融支援は、この2月末でいったん期限を迎える。ここで次の支援策が決まらないと、ギリシャは5月ごろ資金が枯渇。またデフォルト(債務不履行)問題が発生する。そこまで行くと、こんどはギリシャのEU離脱論がまた高まるだろう。EUにとっては、それも困る。なんとか妥協する道はあるのだろうか。その困難な交渉を巡って、株式市場は一喜一憂を繰り返すことになりそうだ。


      ≪28日の日経平均 = 上げ +27.43円≫

      ≪29日の日経平均は? 予想 = 下げ

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