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経済なんでも研究会
「表現」が涸渇した 米中央銀行
2015-02-03-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 強すぎた? 景気の現状認識 = 「最近の金融政策は、言語学の先生でないと読み解けない」「まるでテレビの言葉クイズだ」--ウォール街では、こんな陰口が囁かれているそうだ。アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備理事会)は先週28日に開いたFOMC(公開市場委員会)のあと、金融政策に関する声明を発表したが、たしかにその読み方は難しい。

声明は問題の政策金利引き上げについて、前回まで使っていた「ゼロ金利を“相当の期間”維持する」という表現を削除。その代わりに「利上げは忍耐強さをもって判断」と書いている。どこがどれほど違うのか。言語学者でも、はっきり説明できないのではないだろうか。FRBはこれまで何度となく、利上げに関する姿勢を声明のなかで表現してきた。このため、もう表現が枯渇してしまったのではないかとさえ思われる。

FRBも判りにくいと考えたのかもしれない。声明のなかで景気動向については「堅調なペースで拡大」、特に雇用は前回までの「緩やかな拡大」から「力強い回復」に格上げした。これを見て市場は、やっと「FRBは利上げに対する姿勢を一歩前進させた」と理解。その日のダウ平均株価は195ドルの値下がりとなった。

ところが米商務省が発表した昨年10-12月期のGDP成長率は、前期の5.0%から2.6%へ半減した。また議会予算局は、15年の成長率を2.8%と推定している。さらに昨年10-12月期の企業純利益は、前年比4%増にとどまるなどの結果も明らかになった。これらの数字をみると、FRBは利上げに向かって前進する姿勢を表すために、景気に対する表現を強めすぎたのではないかという疑念も湧いてくる。考えすぎだろうか。


      ≪2日の日経平均 = 下げ -116.35円≫

      ≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ

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