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経済なんでも研究会
円安・原油安の影響度を測ってみる
2015-02-04-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 輸出を伸ばし、輸入を抑えた = 財務省が14年の貿易統計を発表した。それによると、輸出は73兆1000億円で前年比4.8%の増加。輸入は85兆9000億円で5.7%の増加だった。この結果、貿易収支は12兆8000億円の赤字となっている。この数字をみて、新聞やテレビは「円安でも輸出が伸びない」「円安で燃料輸入額が増大した」と解説している。たしかに年間の特徴はそうだろう。だが、これでは円安や原油安の影響度がよく判らない。

そこで14年の貿易統計を上期(1-6月)と下期(7-12月)に分けてみた。ちなみに円相場は、9月から急速な円安が進行している。上期の対ドル平均相場は102円46銭、それが下期平均は109円43銭になった。また原油の国際価格は7月をピークに急落、最近の水準は当時より6割も安くなっている。ただ円相場と違って、原油の国際価格が日本の輸入価格に反映されるのには時間がかかる。

まず輸出額は上期の35兆円から、下期は38兆1000億円に増加した。季節的な要因もあるが8.8%も伸びており、円安の効果を否定することはできない。一方、鉱物性燃料の輸入量は上期と下期で全く変わっていない。ところが金額でみると、14兆3000億円から13兆4000億円へ6.3%も減少した。特に原油・粗油は9.6%も減っている。円安の価格押し上げ効果を、原油安が上回った結果だろう。

こうした上期と下期の比較から、15年の状況をある程度は推定することができる。輸出が伸び率を高め、輸入は伸び率を鈍化させるのではないだろうか。したがって収支はさらに改善する。14年の収支は上下で5兆2000億円も改善した。これだけのおカネが国内に留まったわけで、企業や家計にとっては大きなプラスになる。それなのに原油安⇒物価安を嫌がる日銀の態度は、とうてい理解できない。


      ≪3日の日経平均 = 下げ -222.19円≫

      ≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ

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