FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
出来すぎの 雇用統計 / アメリカ
2015-02-10-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 戸惑ったウォール街 = 米労働省が発表した1月の雇用統計をめぐって、ニューヨーク市場ではさまざまな思惑が交錯している。発表によると、非農業雇用者の増加数は25万7000人だった。増加数が20万人を超えれば、雇用の改善は順調だとみられている。したがって1月の数字は、きわめて好調な雇用情勢を映し出したものと広く受け取られた。

市場関係者が驚いたのは、昨年11月と12月の改定値である。11月の増加数は35万3000人から42万3000人へ。12月も25万2000人から32万9000人へと大幅に上方修正された。この結果、11-1月の3か月間で雇用者の増加はなんと100万人を超えている。新しい人口調査や季節調整の見直しによる修正だったが、それにしても「出来すぎではないか」という感想が一般的。

というのも、アメリカ経済には心配な動きも出ているからだ。昨年10-12月期のGDP成長率は2.6%に低下、前期の5.0%から半減した。トムソン・ロイター社による15年の主要企業の増益率は3.5%で、1か月前の予想より4.6ポイントも下振れしている。いずれも原油価格の暴落とドル高の影響が大きい。GDPや企業収益の鈍化は一過性のものなのか。それとも景気の遅行指標である雇用統計が暴走しているのか。判断はむずかしいところだろう。

予想をはるかに上回る雇用統計が出たため、FRBは利上げの時期を早めるのではないか。市場では当然ながら警戒論が高まった。しかし同時に、これなら早めに利上げされた方がすっきりするという利上げ歓迎論も出始めたという。とにかく出来すぎの雇用統計に対する市場の評価は一致せず、株価は反落した。今週はある程度のコンセンサスが形成されるのだろうか。 


      ≪9日の日経平均 = 上げ +63.43円≫

      ≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ

               ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング 
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.