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経済なんでも研究会
アメリカは曇り、日本は晴れ : 企業業績 (上)
2015-03-17-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ ドル高の悪影響に直面 = 史上最高値を更新し続けてきたダウ平均株価が、3月に入ってから冴えない。3月前半の2週間で400ドル近く下落している。理由はFRBによる利下げの時期が、いよいよ接近してきたこと。これまでも利上げ警戒感から株価は何度も下げてきたが、今回は従来とはやや違う。というのも現実にドル相場が目立って上昇、企業収益の足を引っ張り始めたからである。

金利の上昇を先取りする形で、各国通貨に対するドル相場は大きく上昇した。たとえばユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.05ドルと、12年ぶりの水準に下落した。関係者の間では、1ユーロ=1ドルまで下げるという見方が強い。円も最近は1ドル=122円台にまで下がっている。こちらも7年8か月ぶりの円安水準だ。これまでの円安は日銀の金融緩和によるところが大きかったが、最近はドル高の裏返しという性格に変化している。

こうしたドル高の影響で、アメリカの企業業績に陰りが見えてきた。トムソン・ロイター社の調査によると、主要500社の1株当たり利益は、1-3月期が前年比2.7%の減少。4-6月期も0.1%の減少になる見込み。輸出採算の悪化と海外利益の目減りが響いているという。この調査通りになれば、5年3か月にわたって続いてきたアメリカ企業の増益基調は終わることになる。

その他の景気指標をみると、雇用関係は失業率や雇用者の増加数など、予想以上の好調が続いている。しかし小売り売上高は昨年12月から前年を下回る成績。住宅関連もあまりパッとしない。株価が下がれば、小売りや住宅には悪影響が及ぶ。今後ドル高がどこまで進むのか。株価はすぐに立ち直るのか。その辺の見通しはまだ定かではないが、アメリカの企業業績に雲が広がり始めたことだけは確かなようである。

                                    (続きは明日)


      ≪16日の日経平均 = 下げ -8.19円≫

      ≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ

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