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経済なんでも研究会
80万トンの 汚染物質 : 5基の廃炉 (上)
2015-03-26-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 処理の方法は見つからず = 老朽化した原子力発電所5基の廃炉が決まった。関西電力の美浜原発1-2号機(福井県)、日本原電の敦賀1号機(福井県)、九州電力の玄海1号機(佐賀県)、それに中国電力の島根1号機(島根県)である。いずれも運転を開始してから40-45年を経過しており、初期の原発だけに出力は34万―56万㌔㍗と新型機の半分ほどしかない。

これらの原発を再起動させるためには、新しい安全基準をクリアしなければならない。そのための工事費は1基あたり1000億円かかるとみられる。各電力会社は工事費を使って再起動させても、出力が少ないこともあって採算が取れないと判断。先週そろって廃炉にすることを、取締役会で決定した。

この結果、東日本大震災の前に54基あった日本の商業用原発は43基に減少する。だが廃炉は今回が初めてではない。大震災で被害を受けた福島第一原発の6基は廃炉となったが、まだ手つかず。震災前の09年には、中部電力の浜岡原発1-2号機が故障続きで廃炉に。こちらは少しずつ作業を進めているが、放射性廃棄物の処理場をめぐって難航している。

この浜岡原発の場合、放射能で汚染された物質は2基で48万トンだという。低濃度の汚染物質は比較的浅い地中に、高濃度のものは地下100㍍程度に埋めることになっている。ところが、いずれも地元民の反対などによって、埋める場所が確保できない。浜岡の例から類推すると、今回の5基廃炉で出る汚染物質の量は80万トンになる。埋める場所が簡単に見つかるとは思えない。

                                (続きは明日)


      ≪25日の日経平均 = 上げ +32.75円≫

      ≪26日の日経平均は? = 下げ

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