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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 破綻した 太陽光政策 ③
2015-04-18-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 上がり続ける電気料金 = 太陽光発電買い取り制度の欠陥に気づいた経産省は、電力会社による買い取り価格を毎年のように引き下げてきた。この3月に発表した15年度の買い取り価格は、10㌔㍗未満の設備については東京・関西・中部電力が1㌔㍗当たり33円、その他は35円。10㌔㍗以上については27円となっている。スタート時の一律42円に比べれば、かなり安くなった。

しかし発電設備のコストが下がっていることを考えれば、この水準でもまだまだ高い。だから認定された設備容量は、いぜんとして増え続けている。たとえば昨年11月末時点で、太陽光発電設備の認定容量は7022万㌔㍗に達した。ただし実際に稼働しているのは1456万㌔㍗分、まだ認定分の2割という異常な状態が続いている。

電力会社は買い取りに要した金額を、電気料金に上乗せする。このため電気料金は、どうしても上昇してしまう。上乗せ額の推移をみると、たとえば月に300㌔㍗時を使用する標準家庭で、12年度は年1044円だった。それが15年度は5688円に増える。中小工場では、月に10万円だった電気代が50万円に上がるケースも出てくるという。

非常に厄介なのは、電力会社の買い取り価格を引き下げても、電気料金の値上がりを止められないことだ。というのも認定だけ受けてまだ稼働していない設備が動き始めると、買い取り金額が急増する。これが電気料金に反映されるからだ。ある試算によると、仮にこれ以上の認定がないとしても、標準家庭の電気料金に対する上乗せ額は数年の間に年1万円を超えるという。この制度の大きな落し穴が、ここにあった。

                              (続きは来週サタデー)

      ≪17日の日経平均 = 下げ -232.89円≫

      【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】
               

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