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経済なんでも研究会
イエレン議長の発言を読み解く
2015-05-12-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ さまざまな解釈が飛び交う = FRBのイエレン議長は先週6日、ワシントンでIMF(国際通貨基金)のラガルド専務理事と対談。そのなかで現在の株式市場に話が及ぶと「概して高い水準だ」と明言した。中央銀行のトップとしては、かなり異例な発言。日米の株価も“敬意を表する”形で下落している。だが、この発言を巡っては解釈もさまざま。その真意についての論争は、当分続きそうだ。

FRB議長が株価に言及した例は、ないわけではない。たとえば1996年にITバブルで高騰した株価に、当時のグリーンスパン議長が「根拠なき熱狂だ」と批判した話は有名だ。だが現在のニューヨーク株式市場に、バブル的な感触は少ない。じっさい、ダウ平均は年初来370ドル程度、率にして2%しか上昇していない。

「女性同士の対談で、つい喋ってしまったのでは」という見方もある。しかしイエレン女史の性格からして、そんな可能性は小さいだろう。むしろ周到に準備したうえでの発言に思える。「株価が早く上がってしまうと、利上げの時期も早くなる。長期失業者数など雇用の内容が十分に改善していないので、それは避けたい」との意思表示? 否定はできないが、やや説得力に欠ける。

ニューヨーク市場では最近、低格付けの債券に資金が流入している。これに対する警鐘という見方もあるが、それなら具体的に言った方が有効だろう。結局は「利上げをしたとき株価が上がりすぎていると、暴落する危険がある。それを避けるための牽制球」という解釈が、最も常識的のようだ。それにしても、利上げの前哨戦が始まったことだけは確かである。

      ≪11日の日経平均 = 上げ +241.72円≫

      ≪12日の日経平均は? 予想 = 下げ


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