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経済なんでも研究会
ヨーロッパ経済の 明と暗
2015-05-19-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 時限爆弾になったギリシャ = EU経済が予想外の頑張りをみせている。EU統計局の発表によると、ユーロ圏19か国の1-3月期の実質成長率は前期比でプラス0.4%。年率に換算すると1.6%のプラス成長だった。これはユーロ圏としては4年ぶりの高い伸び。ユーロ安で輸出が増加し、原油安が内需の拡大に貢献した。

ユーロの対ドル相場は、前年比で13%下落し13年ぶりの低水準になっている。また原油の北海ブレンド価格は、この半年間で6割も下落した。ガソリンの値下がりで、1-3月期の新車販売台数は前年比4.7%増加している。ユーロ安はECB(ヨーロッパ中央銀行)の金融緩和によるものだが、原油安は思わぬプレゼントとなった形。各国の成長率もドイツを除いて上昇しているが、ギリシャは依然としてマイナス成長から抜け出せないでいる。

EUの景気拡大は世界経済にとっても朗報だが、ギリシャ問題はまだ未解決のままである。ユーロ圏各国の財務相は先週11日に会合を開いて協議したが、合意できなかった。ただ、これまで緊縮政策の受け入れに強く抵抗していたギリシャが、態度を軟化させたとも伝えられる。しかし年金の削減や最低賃金の引き上げ凍結は、選挙公約に違反するとして拒否しているらしい。

だが時間はもうない。EUが約束する72億ユーロ(約9700億円)の支援は、6月末になると失効してしまう。ギリシャは11日に、IMFへ7億5000万ユーロを返済したが、6月中に年金や給与の支払い25億ユーロ、さらに8月までには100億ユーロの国債を償還しなければならない。デフォルト(債務不履行)やEU離脱という時限爆弾の秒読みは、まだ進行している。

      ≪18日の日経平均 = 上げ +157.35円≫

      ≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ


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