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経済なんでも研究会
「借金1人当たり830万円」の虚しさ
2015-05-20-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ だから、どうなるの? = 財務省はことし3月末の「国の借金」残高を発表した。それによると、国の借金残高は1053兆3572億円。1年前より28兆4000億円増加した。その内訳は国債が881兆円、借入金が55兆円、政府短期証券が117兆円となっている。さらに16年3月末には1167兆円に達する見通しだという。

05年3月末の国の借金は782兆円だった。この10年間で272兆円も増加したことになる。原因は言うまでもなく、高齢化の進展で医療費や年金といった社会保障費が急増しているためだ。この結果、GDPに占める国家債務の比率も、先進国のなかで圧倒的に高い。財政状況が深刻化していることは確かである。

その深刻さを裏付けるために、財務省はいつも「国民1人当たりの借金」を公表する。国の借金総額を人口で割っただけの単純な数字。ことし3月末では、それが約830万円になった。だが、こんな数字を見ても、大部分の人はピンとこない。まずは自分の所得税や住民税に上乗せされる心配はないからである。

それでも子や孫の代が、支払うことになるという指摘もある。しかし現状をみると、国の借金の中核である国債は、日銀が大量に買い入れているではないか。日銀の国債保有量は260兆円にも達しており、さらに年間80兆円のペースで増える見込みだ。これなら子孫が借金を返すことも必要ない? 財務省の「1人当たり」キャンペーンは、全く意味を持たなくなってしまった。

      ≪19日の日経平均 = 上げ +136.11円≫

      ≪20日の日経平均は? 予想 = 上げ


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