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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 破綻した 太陽光政策 ⑪
2015-06-13-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 根拠のない国際公約に = 政府は電源構成の作成にあたって、原子力と再生可能エネルギーの比率を目いっぱい引き上げた。それでも30年の温暖化ガス排出量は、13年比で21.9%しか減少しない。そこで残りの4.1%分は、代替フロンやメタンガスの排出減少策や森林による吸収分で補うことになっている。

だが現状をみると、電力各社は新しい火力発電所の建設に突っ走っている。原発の再稼働が遅々として進まず、このままだと近く電力不足に陥る危険性が高いからだ。仮に30年の電源構成が政府の計画通りになったとすると、日本の火力発電能力は大幅に余ってしまう。この矛盾をどう考えるのか。政府による説明は全くないし、電力会社との協議も行われていない。

世界は温室効果ガスを毎日1億トンも排出しており、地球の温暖化は確実に進んでいる。国連の専門家会議は「このままの排出が続けば、世界の気温は今世紀末に2.0-4.8℃上昇する」と警告した。したがって日本もガスの排出を、できるだけ削減しようという姿勢は正しい。しかし、できそうもない目標を掲げるのは、いかがなものだろう。

たしかに2030年は、まだ15年先のことである。と言っても現状からみる限り、15年後に43基の原発を稼働させられるのか。答えはノーに近い。再生可能エネルギーの中核を占める太陽光発電も、政策の失敗でとん挫してしまった。にもかかわらず政府は強引に30年の電源構成を作成し、それを基に排出ガスの削減目標を設定した。このように全く根拠に乏しい計画を、安倍首相は今月のG7首脳会議で世界に公約した。

                                  (続きは来週サタデー)

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