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経済なんでも研究会
プラスに転じた 実質賃金
2015-06-04-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 好循環は始まるのか = 就業者が受け取る賃金の価値が、2年ぶりに前年を上回った。厚生労働省が2日発表した4月の毎月勤労統計によると、1人当たりの現金給与総額は27万4577円で前年より0.9%増加した。ここから物価の上昇による目減り分を差し引いた実質賃金は、前年を0.1%上回った。この統計で実質賃金が前年を超えたのは、なんと24か月ぶりのことである。

給与の内訳をみると、所定内給与が0.6%の増加。残業などの所定外給与は2.3%の減少、ボーナスなどの特別給与が14.9%の増加だった。業種別では学術研究の8.2%増、不動産・物品賃貸業の5.7%増などが目立っている。ただ従業員数の多い製造業は0.5%の減少となった。

実質賃金が増加すると、個人消費の増大が期待される。すると企業の収益がさらに好転し、それが設備投資や給与の増加につながる。こうした経済の進展が、いわゆる“好循環”だ。したがって2年ぶりに実質賃金がプラスになったことは、新しい景気の拡大をもたらす可能性を秘めている。

しかし0.1%程度のプラスで、個人が財布のヒモをゆるめるとは思えない。好循環を惹き起こすには、今後も実質賃金の着実な増加が必要だろう。その点で懸念されるのは、円安と原油価格の反騰で物価が上昇することだ。こうした状況にありながら、日銀が相変わらず「2%の物価上昇」を金融政策の目標に掲げていることも不思議な光景である。

      ≪3日の日経平均 = 下げ -69.68円≫

      ≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ


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