FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 ―― 円の軌跡(3)
2007-08-18-Sat  CATEGORY: 政治・経済
3)360円の時代  = 1945年(昭和20年)8月、第2次世界大戦が終結。敗戦国となった日本は、激しいインフレに見舞われた。このため円は、坂道を転げ落ちるように減価して行く。政府は1946年2月、新円切り替えを断行。5円札以上を強制的に銀行に預け入れさせ、1人100円まで新円での引き出しを認めた。この措置で日銀券の流通高は4分の1に縮小。インフレはやや勢いを削がれた。

さらにインフレを終息させるため、連合軍は経済顧問として来日したドッジ氏(デトロイト銀行頭取)の勧告をもとに、49年(昭和24年)3月、超緊縮財政の実施を日本政府に命令した。続いて連合軍は同年4月、1ドル=360円の為替レートを設定。このレートは復興途中だった日本経済にとっては、非常にきびしい円高水準だった。

1ドル=360円の根拠。1935年(昭和10年)の為替レートは1ドル=3円50銭だった。それ以降、アメリカの物価は2倍、日本の物価は208倍に上昇。ここから104倍の切り下げで、360円に決められたという。だが日本の物価上昇はもっと大きかったので、このレートが円の過大評価になったと解説されている。

このきびしい円レートのもとで、日本は戦後の復興を成し遂げ、さらに高度成長期へと進んで行く。そして貿易が恒常的に黒字化し、外貨準備も増え始めたのは、実に東京オリンピックから4年が経過した1968年(昭和43年)だった。そこからは、1ドル=360円は過小評価だという批判を受けることになる。

    ≪17日の日経平均 = 下げ≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

    Please click here ⇒ 人気blogランキングへ
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.