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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 破綻した 太陽光政策 ⑭
2015-07-04-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 最大の問題は発電コスト = 来年4月の完全自由化を見据えて、名乗りをあげた「新電力」はすでに160社を超えた。だが、これらの「新電力」は何を電源にするのだろう。経産省に提出された計画書をみると、圧倒的に多いのが太陽光発電。次に石炭火力となっている。これで「旧電力」との料金競争に勝てるのだろうか。

経産省が作成した「30年に想定される電源別の発電コスト」をみても判るように、太陽光発電のコストはきわめて高い。1㌔㍗時あたりの発電コストは原発の10.1円、LNG火力の13.7円に対して、太陽光は24.3円もする。またLNG火力発電所などは建設費が高く、すでに稼働している発電所とはコスト的に太刀討ちできない。そこで小型の石炭発電所ということになるが、これには排出ガスに対する規制がない。

電力の自由化についても、前例がある。イギリスは90年に国営だった電力会社を分割民営化。99年に完全自由化した。またドイツも98年に完全自由化、現在は電力会社が1000社を超えている。ところが両国ともに料金は上昇。家庭向け料金はイギリスで2倍、ドイツでは2.5倍に上がっているという。

多くの「新電力」が、自分が得意としている分野とのセット販売を考えている。たとえば電話やインターネット、ガスや住宅などなど。こうすることによって、電力料金そのものの値段は不明瞭になりやすい。セット料金全体で、ほんとうに得をするのかどうか。消費者の側も、識別する能力が要求されそうだ。

                              (続きは来週サタデー)

      ≪3日の日経平均 = 上げ +17.29円≫

      【今週の日経平均予想 = 5勝0敗】   


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