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経済なんでも研究会
マイナス成長と高収益 の両立
2015-08-20-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 日本経済の不思議 = 内閣府が発表した4-6月期の実質GDP成長率は、年率換算でマイナス1.6%だった。マイナス成長は3四半期ぶり。前1-3月期のプラス4.5%から大きく落ち込んでいる。最大の原因は、個人消費と輸出の減少。家計消費支出は3.1%の減少、輸出は16.5%減った。また企業の設備投資も0.3%減と振るわなかった。

日経新聞の集計によると、上場企業の4-6月期の連結経常利益は前年比24%増加した。この水準は金融危機前の07年4-6月期を上回り、過去最大。純利益も28%増加している。7割近くの企業が増益を達成。特に自動車・同部品、電機、通信、化学の4業種だけで、全体の過半数を超える利益を挙げた。利益の源泉は、原油安と円安に求められる。

経済全体はマイナス成長、それなのに企業の利益は最高潮。こんな不思議な現象は、かつてなかった。もちろん企業の利益は名目値で計られる。だが4-6月期の成長率は、名目値でみてもプラス0.1%でしかない。たしかに自動車は、アメリカでよく売れた。ただ日本からの輸出ではなく、大半は現地生産車だ。この分は利益になるが、GDPには反映されない。

同様に企業が海外で稼いだ分。たとえば直接投資、あるいは債券・株式などへの投資から生まれた利益も、GDPには含まれない。いまや、この部分が非常に大きくなっている。もう1つは、企業による利益の配分が不十分なこと。設備投資や人件費に対する支出が少ないから、GDPが増えない。言い換えれば、政府の構造改革政策がほとんど機能していないことを物語っているのではないか。

      ≪19日の日経平均 = 下げ -331.84円≫

      ≪20日の日経平均は? 予想 = 下げ


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