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経済なんでも研究会
暴走した フォルクスワーゲン
2015-09-29-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 波及を恐れる市場 = クリーン・ディーゼルが、実はダーティ・ディーゼルだった。ドイツが誇る国民車フォルクスワーゲンが惹き起こした不正事件は、世界中に大きな衝撃を与えた。直ちにウインターマーンCEO(最高経営責任者)が引責辞任したものの、騒ぎは全く収まらない。欧米をはじめ各国政府は、一斉に排気ガス量の点検を開始。世界の株式市場では、自動車株が軒並み売られている。

アメリカの民間団体が大学に調査を依頼したことから、問題は発覚した。フォルクスワーゲンのディーゼル車が、特殊なコンピュータ・ソフトを搭載。排気ガスの試験中だけは、ガスの排出量が少なくなるように工作されていたことが暴露された。試験は車体を固定したまま車輪を回して、ガスの排出量を測定する。この条件を悪用して、ソフトを作ったのだという。

その結果、ワーゲン製ディーゼル車はふつうの走行時に、規制値の最大40倍もの排気ガスを出していたことが明らかになった。フォルクスワーゲン社によると、こうした違反車は世界中で1100万台にのぼるという。同社は対策費として65億ユーロ(約8700億円)を支出すると発表したが、損害賠償などを含めると損失はその10倍に達するとみられている。

だが世界の株式市場が恐れているのは、ワーゲン社の損失額ではない。同様の不祥事が、他の自動車メーカーに波及することはないのか。そうなったら一大事だという恐怖である。したがって世界中の自動車メーカーと各国政府は、できるだけ早く調査の結果を公表して不安を鎮める必要がある。波及のないことが判明すれば、むしろ自動車株は反騰するだろう。強力な競争相手が一時的にダウンしたのだから。

      ≪28日の日経平均 = 下げ -235.40円≫

      ≪29日の日経平均は? 予想 = 下げ


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