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経済なんでも研究会
“冬の陣” 迎える TPP
2015-10-09-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 予断を許さない各国の批准 = TPP(環太平洋経済連携協定)交渉が予定より9か月遅れて、ようやく大筋合意に達した。参加する太平洋地域12か国のGDPは合計3100兆円。全世界の4割を占める巨大な自由経済圏が誕生する。工業品の関税は99.9%が撤廃され、知的財産権や環境保護についてまで新しいルールが整備されることになった。その経済的な効果は計り知れない。

これで10年3月に始まったTPP交渉は、5年半を要して終結。長かった“夏の陣”を終えて外堀は埋めることができた。しかし、これから各国は国内での批准手続きを完了させなければならない。TPP閣僚会合では、各国が2年以内に批准できない事態を想定。その場合は「GDPの85%以上を占める6か国が合意すれば、協定は発効する」と決めている。裏返せば、日米両国の批准がなければ発効できないわけだ。

アメリカの情勢は、きわめて混沌としている。まず法律の規定によって、合意後90日たたないと議会に法案を出せない。したがって批准に関する議会の審議は来年1月以降に。ところが来年11月には大統領選挙がある。現在でも共和党の多くは、TPPに反対。民主党内にも批判がある。選挙の前は、与野党の対立が最も激しくなる季節。そんななかで、オバマ大統領が与野党の反対議員を説得できるのかどうか。

安倍内閣は当初、この秋に臨時国会を開いてTPPを批准しようと計画していた。しかしアメリカの法案提出が来年になったため、守秘義務の問題があって国会での具体的な議論ができない。そこで来年1月の通常国会まで待つことになるが、ここでは予算審議が優先する。するとTPP審議は4月以降になり、参院選挙戦に突入してしまう。こうして日米のどちらかが批准できなければ“冬の陣”で、内堀を埋められないことになる。

      ≪8日の日経平均 = 上げ +181.81円≫

      ≪9日の日経平均は? 予想 = 上げ


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