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経済なんでも研究会
奇妙な 月例経済報告
2015-10-21-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 根拠のない将来展望 = 常識では理解しがたい月例経済報告が公表された。月例経済報告というのは、政府が国民に示す経済動向に関する公式見解。そのなかで10月の景気は、前月に比べると悪化したことを認めた。にもかかわらず中長期的にみると、景気は回復中だと総括している。だが先行きの景気を楽観する根拠は、いっさい示していない。だから読者の頭は混乱してしまう。

内閣府が発表した10月の月例経済報告。景気の現状判断は「一部に弱さもみられる」という表現だった。前月の判断「一部に鈍い動きもみられる」を下方修正。景気の悪化を公式に認めたことになる。その原因としては、生産活動が弱含みに転じたことを挙げた。輸出や内需の伸び悩みで、鉱工業生産は7-8月と続けて前年を割り込んでいる。

ところが中長期的な景気の基調判断は「緩やかな回復基調が続いている」と、前月の判断をそのまま据え置いた。しかし項目別の説明で、やや明るいのは「持ち直している」と分析した住宅建設ぐらいなもの。あとは個人消費や設備投資、輸出など、前月より上向いたものは一つもない。ここから、どうして「景気は回復中」の結論が導き出されるのだろうか。

なぜ、こんな経済報告が作成されたのだろうか。考えられることは、ただ1つ。仮に「景気は足踏み状態が続く」といった判断を打ち出せば、アベノミックスの成果にキズが付く。そこへの配慮が働いて、内閣府はこんな非論理的な作文を書いたに違いない。その作文に惑わされていると、国民は景気動向を誤認してしまう。

      ≪20日の日経平均 = 上げ +75.92円≫

      ≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ


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