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経済なんでも研究会
サタデー自習室 ―― 円の軌跡(5)
2007-09-01-Sat  CATEGORY: 政治・経済
5)変動相場制(1) = スミソニアン体制はドルが減価を続けたためにうまく機能せず、長続きしなかった。1972年6月にイギリスがこの体制から離脱、変動相場制を採用した。これをきっかけに主要国は73年3月までに、続々と変動相場制を採用している。日本も73年2月に移行した。

変動相場制というのは、基本的に通貨の交換レートを市場での需給に任せる仕組み。従来は相場を固定しておき、貿易に不均衡が生じると相場を変動させて調整するのがいいという考え方だった。それが72-73年になると、相場を自由にすることによって貿易不均衡を市場の力で是正する方がいい、という考え方に一変したことになる。

円は変動相場制に移行した直後から上昇、260円台へ。しかし73年秋の石油ショックで、いったんは300円近くまで下落した。その後77年からは円高が進み、78年10月末には175円。80年にソ連がアフガニスタンに進攻すると250円というふうに、大きな波を打って変動した。

85年9月22日、先進5か国の蔵相と中央銀行総裁がニューヨークのプラザ・ホテルに参集した。秘密裏に集まったこの会合では、アメリカの貿易赤字を縮小するため各国が自国の通貨を切り上げて、ドル安を実現することで合意。これをプラザ合意と呼んでいる。変動相場制ではあっても、中央銀行は為替市場に参入して通貨を売買し、需給に影響を与えることが可能だ。この操作を「為替介入」と言うが、各国は介入でこの目的を達成しようとしたのである。ところが日本はこの決定で、のちに思わぬ被害を蒙ることになる。

                            (続きは来週サタデー)

    ≪31日の日経平均 =上げ≫

    【今週の日経平均予想 =4勝1敗】

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