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経済なんでも研究会
今を見るか、先を読むか : 郵政3社 (下)
2015-10-30-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 心もとない収益力 = 日本郵政グループの4-6月期決算をみると、連結純利益は1426億円で、前年比2.0%の増加だった。その内訳は、ゆうちょ銀行が792億円で8%の減益。かんぽ生命は232億円で8%の減益、日本郵便は312億円で55%の増益となっている。銀行は金利の低下、生保は契約数の減少が響いた。郵便は扱い数が増えている。

各社が発表した16年3月期の予想をみると、日本郵政の連結純利益は3700億円で23%の減益に。ゆうちょ銀行は3200億円で13%の減益、かんぽ生命は840億円で3%の増益となっている。総体として、あまり芳しいとは言えない。これは競争相手の民間企業に比べて、収益力が格段に弱いためである。

15年3月期の純利益を比較してみると、ゆうちょ銀行は3694億円で、三菱UFJ銀行の半分にも及ばない。かんぽ生命の817億円も、第一生命の6割程度にとどまっている。その最大の原因は、政府が民業を圧迫しないという理由で、業務内容に強い規制をかけているためだ。たとえば、ゆうちょ銀行は一部の協調融資を除けば、企業や個人向けにおカネを貸すことが禁じられている。

上場後も政府が最大の株主だから、この状態は持続する。これでは業績の向上は、なかなか望めない。ただし政府による株式の放出が完了すれば、郵政3社も規制なしに民間企業と競争できることになる。こうした状況からみる限り、4日に上場される3社の株式は、ごく短期的には買い。中期的には売り。長期的には買いという感触になるだろう。

      ≪29日の日経平均 = 上げ +32.69円≫

      ≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ


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