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経済なんでも研究会
OPEC 対 アメリカ : 原油戦争 (上)
2015-11-18-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 日本への恩恵は甚大 = ガソリンや灯油が安い。資源エネルギー庁の集計によると、11月9日時点のレギュラー・ガソリン小売価格は全国平均で1㍑=132円20銭だった。10年11月以来5年ぶりに低い水準で、ことしの7月に比べても12円ほど安くなっている。年末に向かって需要期に入るが、業界関係者は「価格はまだ少し下がるかもしれない」と言っている。

ガソリン価格の低落は、言うまでもなく原油の国際価格が暴落しているからだ。ニューヨーク商品取引所の代表銘柄であるWTIでみると、過去最高値は08年7月の1バレル=147ドル。その後はさすがに下落したが、OPEC(石油輸出国機構)が昨年11月末の総会で「価格を維持するための減産はしない」と決めたことから、さらに暴落。最近は40ドル近くにまで低落している。

原油価格の低落は、日本経済に計り知れない恩恵をもたらしている。石油の元売り会社などは在庫の評価損で苦しんでいるが、全体としてみればプラスは大きい。特にメリットが大きい運輸や化学業界だけでなく、製造業や非製造業の大部分がコスト削減の恩恵を享受した。家計も大いに助かっている。たとえば9月の国際収支は9600億円の黒字だったが、仮に原油価格が120ドルだったとすると2兆円程度の赤字になったと推計できる。

昨年末にOPECが減産しないと決めたのは、原油価格を下落させてアメリカのシェール産業を叩き潰そうと考えたからである。ここからOPECとアメリカとの死闘が始まった。それから1年。まだ決着はついていない。しかしOPECもアメリカのシェール産業も、互いに相当の痛手を蒙りつつあるようだ。こうした状況下で、原油安はいつまで続くのだろうか。

                                 (続きは明日)

      ≪17日の日経平均 = 上げ +236.94円≫

      ≪18日の日経平均は? 予想 = 上げ


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