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経済なんでも研究会
浮上しない 鉱工業生産
2015-12-03-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 年内は低下の見通し = 経済産業省が発表した10月の鉱工業統計によると、生産は前月比で1.4%の増加だった。出荷は2.1%の増加、在庫は1.9%減少している。生産が増えた業種は一般機械、輸送機械、電子部品・デバイス工業など。減ったのは化学、情報通信、非鉄金属工業などだった。生産の上昇は9月の1.1%増に続くもので、なにやら勢いがついてきたようにも思われた。

だが発表をよく読むと、逆にがっかりする。まず生産は2か月連続で増加したにもかかわらず、まだ前年同月の水準を回復していない。10月の前年比は1.4%の減少だった。つまり、ことし前半の落ち込みをまだ取り戻せていないわけである。では、もう少し時間をかければ取り戻せるのかというと、これもムリのようだ。

同時に発表された生産の予測調査をみると、11月は0.2%増加する。しかし12月は0.9%減少する見込みとなっている。11-12月を通じてみれば、生産は減ることになる。これでは前年の水準に戻ることはできない。さらに悪いことに、最近この予測調査は高めに出すぎる傾向が強い。たとえば9月時点の予測で10月は4.1%増だったが、実際は1.4%増にとどまった。

こうした状況から、経産省は生産の基調判断を「一進一退」に据え置いた。じっさい、この基調判断は延々と続いている。それだけ鉱工業生産は低水準を続け、浮上していないわけだ。生産が浮上しないのは、国内と輸出の需要が増えないからである。このような膠着状態が崩れないと、法人税を引き下げても企業の設備投資は増加しないだろう。

      ≪2日の日経平均 = 下げ -74.27円≫

      ≪3日の日経平均は? 予想 = 下げ


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