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経済なんでも研究会
バターは どこへ消えた?
2015-12-11-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 値下がりしないナゾ = クリスマス・シーズンを控えて、バターの価格が高止まりしている。消費者物価調査によると、10月の店頭価格は前年比3.9%の上昇。29年ぶりの高値となった。全く対照的に、バターの国際価格は中国の需要減少などで13年ぶりの安値に。この結果、日本国内のバターは国際価格の4倍近くも高いという異常な現象を惹き起こしている。

では品不足なのか。たしかに酪農家の減少で、原料の生乳は不足気味だ。しかし政府が緊急輸入して、この不足分を埋めている。だから量的には不足していないはずだという見方が強い。じっさい大手乳業メーカーは「バターは十分に生産している」と証言する。しかし末端の小売店では不足気味になるという。バターはどこへ消えたのだろう。

政府は国際価格でバターを輸入するが、まず35%の関税がかかる。さらに政府は賦課金を上積みして、市場に放出する。だから輸入バターは国産品より高くなってしまう。その狙いは国産品の価格を維持して、酪農家を保護することにある。だから国際価格がいくら安くなっても、国内の価格が安くなることはない。

メーカーと小売店の間には、複数の中間業者が介在する。これらの業者たちが将来の値上がりを見越して、バターの在庫を増やしているのではないか。こんな見方がしだいに強まってきた。バターは冷蔵しておけば、いくらでも保存がきく。なにしろ政府が価格の下落を阻止してくれるのだから、損をする心配はない。メーカーが大量に生産しても、店頭では品薄。価格も下がらないナゾを解くカギは、この辺に見つかりそうだ。

      ≪10日の日経平均 = 下げ -254.52円≫

      ≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ


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