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経済なんでも研究会
予測しがたい3大要因① アメリカ経済
2016-01-05-Tue  CATEGORY: 政治・経済
製造工業の鈍化に死角 = アメリカ経済は順調に推移しつつ、新年を迎えたように見受けられる。15年の実質GDP成長率はまだ確定しないが、2.5%前後になるという見方が強い。そうなるとリーマン・ショックを克服したあと、10年から6年間にわたってプラス成長を達成することになる。雇用の継続的な増加と、ガソリン価格の低下によって支えられた個人消費が、景気を持ち上げてきた。

たとえば非農業雇用者の増加数は10月が29万9000人、11月も21万1000人の高水準を維持している。小売り売上高は昨年3月以降、前年比で増加か横ばい。住宅着工戸数も4月以降、前年の実績を上回っている。FRBもこうしたアメリカ経済の堅調な動きを踏まえて、昨年12月に9年ぶりの政策金利引き上げを決断した。

そうしたなかで唯一、暗い影を落としているのは工業生産の低下傾向だ。生産指数をみると、昨年8月からは前年比での減少が続く。しかも減少幅は月を追って拡大している状態。工業生産のなかで最大のシェアを有する自動車産業は、ガソリン価格の下落で売れ行きがよく、生産も増えている。それなのに工業生産全体が減り続けているのは、それだけ自動車以外の製造業が悪化していることを示すものだ。

アメリカでは情報・通信や医療・福祉関連の産業が拡大し、製造工業の経済全体に占めるウェートは12%程度に縮小している。だから工業生産が少し減少しても、景気は拡大し続けると考えることもできる。そうではなく生産の縮小はやがて雇用や所得の減少につながり、景気を鈍化させてしまうのかもしれない。どちらが正しいのかは前例もないことで予測し難い、というのが本当のところではないだろうか。

                                   (続きは明日)

      ≪4日の日経平均 = 下げ -582.73円≫

      ≪5日の日経平均は? 予想 = 上げ


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