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経済なんでも研究会
予測しがたい3大要因③ 原油価格
2016-01-07-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 20ドルまで値下がりするのか = 原油価格は下がりすぎてしまった。代表的な油種であるWTI(テキサス産軽油)の先物相場でみると、一昨年の夏には1バレル=100ドルを超えていたものが、きのうは33ドル台にまで下落した。消費者にとっては有難い話だが、ここまで安くなると弊害も大きくなる。産油国や新興国の経済が圧迫され、株価も下落を免れない。まして、この先20ドル近辺まで下げるような事態になると、世界経済に及ぼす悪影響は計り知れない。

値下がりの原因は、圧倒的な供給過剰にある。OPEC(石油輸出国機構)加盟国が減産せず、ロシアなどの非加盟国も増産に励む。アメリカもシェールのおかげで、原油の輸出国になった。その半面、中国などの経済不振で世界的に需要は伸びない。結果として在庫は増大する。IEA(国際エネルギー機構)の推計によると、世界の原油在庫量は30億バレルを突破、さらに毎日150-200万バレルの勢いで増え続けているという。

現時点での分析では、原油の需要が増加する要因は16年も見当たらない。一方で供給の方は、16年を通して増え続ける。したがって価格が大きく反発する可能性は小さいという見方が一般的だ。しかし価格の低落で設備投資や油井の補修が滞り、それが生産の減少をもたらす。また貯蔵タンクが満杯になり、生産が抑制されるという予想も出ている。だが、そうなるとしても時期は全く予測不能と言っていい。

そんなところへ、サウジアラビアとイランが国交断絶のニュースが飛び込んできた。この事件が今後どのように発展し、原油の供給量に影響するのか。やはり現時点での予測はできない。だが原油の国際価格に対しては、どちらかというと上昇圧力になるだろう。ニューヨーク市場のWTI価格が35ドル程度で下げ止まるのか。今後は反発に向かうのか。それとも20ドルに近づくのか。答えは闇の中である。

                                   (続きは明日)

      ≪6日の日経平均 = 下げ -182.68円≫

      ≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ


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